東京地下室第十六階@ZEPP TOKYO

2111月09

2009年11月18日(水) 開演 18:00

運良く別室ノイローゼの先行抽選でチケットが手に入ったので、東京地下室に行ってきました。

せっかくのcali≠gari期限切れライブなのでガリTにしようかとも思いましたが、どうせムックが始まったらじっとしていられないので、讃美歌Tにデニムで首にタオル。意味合いとしては危険物表示のつもりです。

17:30からオープンニングアクトは開始。

◆オナン・スペルマーメイド

◆ろみ

■ムック

  • (SE)球体 -instrumental-
  • アカ
  • 大嫌い
  • 咆哮
  • ファズ
  • オズ
  • せんちめんたる
  • 娼婦
  • 蘭鋳

球体が登場SEだったのですっかり「咆哮」始まりだと思っていたら、演奏されたのはまさかの「アカ」。 しかも背後にせり上がってくるバックドロップは朽木の頃のペンキぶちまけ仕様。リアルタイムでは当時のムックを体験できなかった私は、まさかこの光景を見ることが出来ると思ってなかったので目頭が熱くなりました。

達瑯はサラサラストレートヘアに黒いシルクハット風の飾り付き帽子に黒いロングジレ、飾り襟と蝶ネクタイ? 足元は見えなかったけれど水玉レギンスだったという証言が。なにそれ見たい。メイクも黒くて濃い目、唇も黒。遠目にはリブラPVの黒様がノースリーブになったように見えました。YUKKEは白シャツに黒カーディガン、黒サルエル? 襟元に黒いリボン。フォーマル風な二人と対照的にミヤ君は濃いグレーのビッグサイズTシャツ、SATOちもTシャツにシルバーのジレとわりといつもの感じ。

で、「アカ」に続いて「大嫌い」。もう我慢できずにモッシュピットに突進。

東京地下室をおそらく意識したのであろう2曲を終えて、「咆哮」からは俄然いつもどおりのムックでした。

この日の「オズ」はなぜかアップライトベースではなく、いつものSugiの白いやつでした。ちょっと違和感はあったけれどもそれを上回って「オズ」はほんといいノリになったなあ。

ムックが「せんちめんたる」やって、カリガリはやらないんじゃない? なんて事前に冗談を言っていたらその通りになってしまったという。

最後は「蘭鋳」のジャンプで締め。

とにかく跳ねてるかモッシュしてるかどっちかで、ムックは終了。

怯んだり力んだりしない、良くも悪くもいつもどおりの力強いムックでした。

◆アネモネ

■Plastic Tree

  • (SE)Only Shallow
  • イロゴト
  • エンジェルダスト
  • サナトリウム
  • うつせみ
  • 空中ブランコ
  • Ghost
  • リセット
  • 針槐

個人的には3バンドの中で一番「密室っぽい」と思ったのはプラ。

まず衣装が有村さん→パジャマ、長谷川さん→グリーンの術衣(血まみれ)にマスク・メガネ、ナカヤマさん→白い診察衣(血まみれ)にマスク、ケンケン→ナースナースナース服!!!

頭の白い帽子が見えたときに水兵さんかな?と思ったのですがそれにしては紺色の部分が見えないし服は真っ白だし他のメンバーの衣装と照らし合わせると疑いようもなく……。

どこの医療系バンドだよ!血まみれの診察医とかこえーよ!!

有村さんは「昔東京地下室で着た衣装にしてみました。実はPlastic Treeで出たことはなかったのでうれしいです」というようなことを仰ってました。「見た目はこんなですが体は元気です」とも(笑)。

「空中フランコ」で男らしい太鼓を叩きながらもナース……(笑)

ケンケンはほんとおいしすぎます。

◆響子

■cali≠gari

  • ママゴトセンター
  • ゼリー
  • マッキーナ
  • 偶然嵐
  • 月光ドライブ
  • リンチ
  • スクールゾーン
  • -踏-
  • 混沌の猿
  • マグロ
  • ブルーフィルム

ラストはcali≠gari。ムック以降は3柵か4柵後方で見ていたのですが、それでも流石の押しで、メンバーはほぼ見えず(笑)。温度が2度くらい上がった気がして、後ろまできっちり盛り上がって楽しかったです。

『10』の曲はほんと体が動きます。

「ゼリー」と「嘔吐」でがちんこのモッシュが周囲で起こったのは、同じような後方待機組のムッカーが多かったせいですかね。

「月光ドライブ」のアウトロでベースの音が出なくなって、調整を待つ間にMCタイム。「さっきムックが<せんちめんたる>をやってましたけど、ここで本物の……」といいつつ「リンチ」。それも途中でドラムのマイクが止まるというトラブルが発生し、次までのつなぎに「じゃあ次のせんちめんたるを」と秀仁がMCすると、青さんも誠氏もちょっと混乱した風になり秀仁「この6曲目をやろうと思うんですけど」青さん「じゃあ6曲目のリンチで」と「スクールゾーン」。

「マグロ」「ブルーフィルム」もありましたが、全体的にはやっぱり「今」を強く意識させるパフォーマンスでした。「東京地下室」と冠したけれど、懐古するつもりは毛頭ないという、特に『10』発表後からの意思をやはり強く感じました。

-encore-

  • エロトピア
  • 嘔吐
  • グッド・バイ。

アンコールの幕が上がるとcali≠gariムックプラ全員が舞台に。とはいえ、cali≠gari以外はミヤ君がギターを持ってるだけでしたが。ミヤ君が弾きたがったのでしょうね。

セッション曲は基本的には秀仁がボーカルを取り、ところどころ達瑯と有村が歌うという感じで。

達瑯はデスボで「エ゛ロ゛ト゛ビア゛ー!!」と叫ぶし有村は「もっと僕をいかせてよ」がはまりすぎて怖いしプラ麺はタオル振ってるしSATOちは満面の笑みでぴょこぴょこ跳ねてて超絶かわいいし。

MCでは時間がないと急かされた有村が「これからもムックプラカリガリをよろしくお願いします」とすさまじい早口で喋り、達瑯は秀仁の衣装を「乳首丸見えですからね!」と突っ込み、そして2F関係者席にいたオナンさんが「オナンが来ないと始まらないよ!」と会場あげてのオナンコールで呼び込まれ、「嘔吐」へ。

2曲のセッションを終えてムックとプラがステージを後にし、残ったのはcali≠gariの4人。会場の空気が「あ、これで最後なんだ」と途端に湿った色に変わりました。

最後に「あの伝説を伝説たらしめた伝説がここに」みたいな青さんのMCのあと「グッド・バイ。」。言葉通りに野音と同じスペーシーなあのギターリフで始まって(笑)そんなところを再現しなくてもいいのに。歌と一緒に銀テープが降ってきました。

夢みたいな時間が終わって舞台は暗転。下から幽かに赤い灯りに照らされながら[cali≠gari]の電飾が一文字ずつ消えていきました。最後のiが消えると悲鳴。呆然と立ち尽くす客。泣き崩れる人々。

本当に終わっちゃったのかな、としばらくぼーっとしているとスタッフが「時間指定の大切なお知らせがありまーす!」と外へ誘導。

■渋谷駅前スクランブル交差点 23時14分

会場外で配られた密スポ号外には「消費期限切れ偽装疑惑発覚」という見出しと「23時14分 渋谷スクランブル交差点で釈明記者会見」との記事が。帰り道でもあることだし渋谷に降り立ちました。

普段から人の多い場所なので一見それとはわかりませんが、ガリストが固唾を飲んでみなぎっています。14分が近づくにつれ、どこからともなくカウントダウンの声が。5,4,3,2,1……「ここでニュースです」と渋谷の三面のスクリーンに映し出されたのはニュースキャスターに扮したオナンさん。「ちょwwwオナンさんwww」と笑いが巻き起こる渋谷駅前。記者会見の光景には桜井青江レポーター(笑)。そして最後に

2010年2月11日 日本武道館 「解体」

との告知がされると、悲鳴とも歓声ともつかないどよめきと拍手が巻き起こりました。

たまたま通りかかった人は何事かと思ったことでしょう。

全体通して、最後の渋谷まで含めてとても楽しい一日でした。「やられた!」というのと「やっぱりね!」というのと半々で、よく笑って、暴れて、先週末から引きずっていたどんよりしていた気分が吹き飛ぶくらいに幸せでした。3バンドが3バンドとも、ちゃんと今やる音楽を直視しているからこそ、成立したんだと思います。もう二度と見られないのだろうなあ。

リアルタイムで密室を追いかけていた人にとっては感慨はひとしおでしょうから、少し羨ましくもあります。

後日談:足の筋肉痛が半端ないです。首より足に来たライブは久しぶりだ。鍛えなければ……。



%d人のブロガーが「いいね」をつけました。