BUCK-TICK FEST 2007 ON PARADE@2007.9.8(sat)

109月07

個人的には今年唯一にして最後の夏のイベント、BUCK-TICK FEST 2007 ON PARADEに行ってきた。会場は横浜みなとみらい新港埠頭の特設会場。前日の朝に関東を通り過ぎた台風で設営が遅れ、開催が危ぶまれたが、無事予定通りに行われて何より。スタッフのみなさんお疲れ様でした。

9月とはいえ台風一過の当日は予想最高気温33度の真夏日。日差しが痛いくらいなので、会場ではサングラスにキャップにタオル装備。どう見ても変質者です。

馬車道の駅を降りて会場に向かう途中で花火の音。開会の合図。トップバッターは清春。もとより清春は飛ばそうと思ったのでちんたらエリア識別用のリストバンド配布に並んでいると聞こえてきたのは「JUST ONE MORE KISS」。おー、初っ端からカヴァーかー、と思っていたらどうも聞き覚えのある声が。ん?ひょっとしてあっちゃんも歌ってる? どうやら最初に一曲だけ清春とともに登場していたらしい。あああああ。

まあ、間に合わなかったものは仕方がないので、入場後「忘却の空」「少年」を聴きながら物販の列へ。 が、これが長い長い。無事フェスグッズを買い終わって、ブロックに入った頃には30分は経過していたと思う。BALZACの「MOON LIGHT」が半分しか聴けなかった。チケットはA-5ブロック。後方下手より。ステージに立つ人の姿は棒のようなものなので、上に設置された大型ディスプレイを主に観戦。

COALTAR OF THE DEEPERS。デスとシューゲとギターポップの混在する選曲のギャップに会場が戸惑う中、NARASAKIの「じゃあRunnaway Boysやります」の声でKyoちゃん登場。おおお、メイクしとる! BUGの人ってよりはD’ERLANGERの人って感じだ!「MONSTER」を歌い終わってNARASAKIと肩を組んで去っていったのが印象的でした。

AGE OF PUNK 。かっちゃんの笑顔がまぶしいぜ! ASAKIってこんなに饒舌な人だったのか。「フェスなんで、夢かなえちゃっていいですか!?」というMCで今井寿登場! 2/3Lucyだわ(笑) 演奏されるのはもちろん「PHYSICAL NEUROSE」今井氏は下手花道を端まで走って物販や屋台に並ぶ客を煽りに行くなどキレキレ、ASAKIも本当に楽しそうでこっちまでテンション上がる。
ATTACK HAUS。ピンポン玉を半分に割った水中眼鏡状の何かを装着して登場。コミックバンドだったっけ?インダストリアルをベースにしたミクスチャーロック。音はかなり好みなんだけど、ライブはいまいち迫力不足で残念だった。

遠藤ミチロウさんのM.J.Q。おおお、生ミチロウだ。ドラムがキュウちゃんだ! アコースティックなのにすごい音圧。存在感がありすぎてステージから目が離せない。ラスト一曲前にメンバー紹介、そして「スペシャルゲスト、今井寿!」の呼び込みで再び今井氏登場。がーがーピーピーのノイズギターの嵐。M.J.Qのもともとの迫力と相まって凄まじいことになっていた。いやあ、これが見れて良かった。

続いてはシアターブルック。アウェーな空気の中どうするのかと思ったら一曲まるまるインプロビゼーション満載で持ち時間使い切りやがった。佐藤タイジの「俺たちが何やってるかわからなくても、全然問題ない!」「死ぬまで生きよう!」という煽りとも叫びともつかない声とグルーヴに引っ張られて、最初はぽかんとしていた観客も最期には動き出していているのが凄かった。

もう一組インストゥルメンタルで攻めてきたのが土屋昌巳さん。こちらは70年代プログレっぽいがやっぱりフリーな雰囲気。ここまでの3組、それぞれ毛色は違えど確実にキャリアに裏打ちされたクオリティの高さが素晴らしかった。このころから陽が傾き始め、風を涼しく感じるようになる。が、昌巳さんたら白いブラウスに大きなスタンドカラーの黒のロングコート。そしてフルメイク。どこの吸血鬼かと思うほどにかっこよかったのですが、「3日前から、あの台風のなかスタッフはこの会場を作るために準備してくださいました」(大きな拍手)「なので僕もとっておきのおめかしをしてきました。…暑い!でもそんなの関係ねえ!」やっぱり暑かったんですね。笑かしてどうするんですか昌巳さん……。

陽が落ちて暗くなり始めたステージに登場したのは西川貴教のabingdon boys school。一曲目が「ドレス」。さすがの雰囲気、そしてMCが上手い上手い。あまりに上手すぎて「テレビの人だ!」と思ったほど。

続いてTERU+HISASHI(GLAY)+ウエノコウジ(radio caroline)+モトカツ(THE MAD CAPSULE MARKETS)のrally。初お披露目だというのにGLAYファンがすごい盛り上がり。こんなイベントでもカーリーコードでアンプにつながれたままのウエノ、漢だ。タイトなモトカツのドラムとブインブイン鳴るベースのミスマッチがすごい。でも予想したほどの違和感はなかったかな。ラストに演奏したBjorkの「Hyperballad」が、立派なJ-POPになってて笑った。rallyが終わるなり会場を去っていくGLAYファンの多さにもびびった。

それにしてもキュウちゃんもM.J.Qで出てたし2/4thee michelle gun elephantがいるんだよなあ。変なイベント。

このへんで完全に暗くなり、お腹もすいたので晩御飯。屋台でケバブを買ってアスファルトに座り込んで食べた。

よってJは後半だけ体力温存モードでだら見。

長めの転換を挟んで登場したMCUは完全にアウェー。「MCUを初めて見る人ー」って、そらほとんど全員ですよ。でもちゃんと手拍子してあげる観客が優しい。

続いてのケンイシイの「ど」テクノDJタイムが約10分。全く踊る様子のない観客に、なぜか私がびびる。 モッタイナイ……。

20時過ぎ、ケンイシイをステージに残し、そのDJを登場SEにして(贅沢!)BUCK-TICK登場。彼を交えて一曲目に演奏されたのは「Baby, I want you」おおお、かっこいい! あっちゃんの衣装が妙だけど、かっこいい! なんだろう、あの宇宙的なベージュのエナメルっぽいスーツ……。顔にはストール巻いてるし。
兎も角、テンションは高かった。登場するなりのあのテンションは、あっちゃんは確実に酩酊していたと思う。でも、6月にBLITZで見たときより格段にいいパフォーマンス。セットリストは

  1. Baby, I want you
  2. Alice in Wonder Underground
  3. RENDEZVOUS
  4. DIABOLO
  5. 夢魔

だった、確か。

短っ!と思ったが、他の出演者の持ち時間が10~25分だったことを思えば妥当なところか。神輿に乗せられながらも、自分たちの特別扱いをよしとしないあたりが彼ららしい。

ただしアンコールはアリ。あっちゃんは「こんなときに限って時間がない!」と叫んだ。言葉少なに「スピード」。ギターソロでMCU登場。キッズの顔になってて微笑ましい。

そしてラスト、夜空に響き渡ったのは「JUPITER」。そういえば「JUPITER」をはじめて生で聴いた。深い深い悲しみの曲が、こんなふうに夏の夜空と海に溶けていくなんて。

ラスト、今井さんのギターの余韻に重なるように会場後方から花火が打ちあがった。

それにしても観客も出演者もBUCK-TICKを好きすぎる。最初にフェスの開催を知ったときは「こんなダサい神輿イベントやっちゃってどうすんの?」と思ったものだけど、終わってみれば、何よりもその「好きだ」という気持ちがイベントを支えていた気がする。

夏の日差しもロックの大音量も満喫した。花火も見た。 物販の行列や退場時の手際の悪さ、時間的制約などの問題もあったけど、個人的にはすごく楽しめたイベントだった。



%d人のブロガーが「いいね」をつけました。